平成18年4月に導入された「障害者自立支援法」。これにより今、世間では「障害者雇用を拡大していこう」という取組が進められています。

障害者自立支援法は、3障害(身体障害・知的障害・精神障害)を抱える人を支援するための法律です。具体的には、介護サービスや就業支援などをこれまで以上に充実させて、障害者一人一人が自立出来るよう支援していくという一見すると素晴らしい法律なのですが、一方で障害者自身の費用負担も増えてしまうケースがあるということで賛否両論あるのです。

確かに、少し前に比べれば障害者を雇用する企業は増えてきたと思います。実際、障害者雇用率も数字的には増えていますし、私も障害者雇用を特集している求人雑誌を目にすることが多くなりました。障害とは全く関係ない方が見れば「頑張っているんだな」と思われるでしょうね。

ところが、当人達にとってみれば良くなるどころか、悪くなっていると言ってもよいかもしれません。なぜかというと、労働環境が十分に整備されていないにも関わらず障害者自立支援法を導入してしまったからです。負担が増えたため働かざるを得なくなった方が増えたのに、環境が整っていない。これでは、本末転倒です。

一日も早く環境が整うように、私達は訴えていかなければなりません。そして、環境が整っていない中でも努力を忘れてはいけません。だから、自分に出来ることから少しずつ始めてみることも大切ですね。



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